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はじめギャラリー日々のこと

2005年、連空間デザイン研究所の2階にオープンしたギャラリーです。

修学旅行

こんにちは ナカオです

先日、山口萩へ行ってきました


途中、立ち寄った先の
童謡詩人である金子みすずさんの記念館では
作品の数々が展示してあり
その世界観はどこまでもやさしいものでした

「こだまでしょうか」という作品は
CMでもよく耳にした方もいらしゃるのではないでしょうか

そして

萩で大屋窯を構えていらっしゃる陶芸家 濱中史朗さんの工房へ。

同じ敷地内には
お父様でもある陶芸家 濱中月村さんの工房も。

初めてお会いしましたが独自の世界観が確立されていて
その空間に身をおくだけでも
自分が違う何者かになったような錯覚を起こすようです

しっかりとしたスタイルを持ちながらも
飾らないお人柄なので
お会いすればきっと誰もが心奪われてしまうと思います

いつかは黒の器をほしいと思っていたので
初めて買う黒の器は濱中さんのものにしました

濱中さんが作る黒は金属のような古いピューターの器を感じさせるものと
レザーのような鈍い黒光りするものがあり
金属のような質感の黒の器を購入しました
そして
それに対比するかのような白の器も。

うちの食器棚にまたひとつ愛しいモノがふえました

そんな器を手にとると
ある人の言葉を思い出します

「旅をした先で何かを買うということは
器にその時の思い出を請け負ってもらうのだ」と。

そう、日常に思い出を潜ませるかのように。

買った頃の思い出など器を使うたび 
日々の思い出が重なり薄らいでゆくかもしれません

同じ時を過ごした者にとっては
少し切なさもありますが   
それでもその人の日々が素晴らしいもので重なるのなら
それはさびしいことではなく幸せなことだといえます
   
そうやって器も人も育っていくのですから。

大屋窯のHP

+スタッフのひとりごと+
   濱中さんの食器棚には金継ぎされた器がありました
   欠けても、割れてもなお大切に使い続けられる器。
   そんな器を見ると
   胸の奥がジンとなって優しいキモチになるのです
   
by nitiniti_sou | 2012-01-19 14:47 | いいもの いいこと

by nitiniti_sou
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